生活・セミリタイア

30代から始めるセミリタイア計画【5年で1000万円貯めた筆者が解説】

もがみ

もがみ(最上ヒロ)

セミリタイア実現を夢見る者。WEBライター活動を軸として複数の収入源を確保するため奮闘中。「時間」と「お金」の両立に悩む方に向けて、よく生きるための道筋を発信。

はじめに:今の生活スタイルに疑問を感じていませんか?

毎日の仕事に追われる生活を送っているとふと思うことはないでしょうか。

セミリタイアを目指す人
セミリタイアを目指す人

「このまま定年まで働き続けるしかないのかな?」
「もっと自分らしい生き方がある気がする……」

この記事はそういった悩みや不安に応える記事です。

私も以前は人材業界の法人営業として働きながら、同じような悩みを抱えていました。毎日の長時間労働と、休日も満足にリフレッシュすることができない生活に大きな違和感を感じていました……

そんな中で出会ったのが「セミリタイア」という選択肢。25歳でセミリタイアを意識し始めてから5年間、着実に資産を積み上げ、30歳で1000万円の資産形成に成功。現在もセミリタイア実現に向けての歩みを進めています。


この記事では、30代からでも始められるセミリタイア計画の立て方を、私の実体験を交えながら具体的に解説していきます

この記事を読んでわかること

  • セミリタイアに必要な具体的な資金額の計算方法
  • 30代から始める資産形成の具体的なステップ

特に以下のような方におすすめ

  • 今の働き方に疑問を感じている方
  • 将来への不安を感じている会社員の方
  • 具体的な資産形成の方法を知りたい方
  • セミリタイアに興味はあるが実現可能か不安な方

セミリタイアを目指す意味

なぜ今セミリタイアなのか

近年、終身雇用制度の崩壊や賃金の低迷により、従来の「会社に依存した人生設計」が通用しなくなってきています。さらに、コロナ禍でのテレワーク普及により、多くの人が「働き方」や「生き方」を見直すきっかけを得ました。背景には、以下のような社会の変化があります。

  • 終身雇用の崩壊
  • 年金受給年齢の引き上げ
  • 働き方の多様化
  • デジタル化による仕事の変革

実際、社会人の8割以上が「今後のキャリア」に不安を感じているというデータもあります。

引用元:社会人4500人に聞いた「キャリアプラン」意識調査 ー『エン転職』ユーザーアンケートー

30代からセミリタイアを目指すメリットは?

30代からセミリタイアを目指すことには、いくつかの大きな利点があります。

  • 時間的な余裕:30代から計画を立てれば、無理のないペースで資産形成が可能
  • リスクへの対応力:失敗しても再チャレンジできる時間的猶予がある
  • 複利効果の最大化:早期に始めることで、投資による複利効果が期待できる
  • 選択肢の広がり:新しいスキルの習得や起業にもチャレンジできる
もがみ
もがみ

無理なく、余裕を持って着実に資産を積み上げていくイメージですね

必要な資金を計算しよう

セミリタイアを目指す人
セミリタイアを目指す人

セミリタイアに必要な資金ってどれくらいなんだろう?」

これは誰もが最初に抱く疑問です。結論から言えば、必要な金額は人それぞれ異なります
ただし、具体的な計算方法(4%ルール)が存在します。

4%ルールとは

4%ルールとは、資産運用において以下のような考え方です

  • 年間の必要生活費を25倍すれば、必要な資産額が算出できる
  • 資産額の4%を毎年取り崩しても、30年は資産が枯渇しない
  • インフレ率を考慮しても、資産を維持できる確率が高い

例えば、年間の生活費が240万円必要な場合: 240万円 × 25 = 6,000万円が理論上の必要資金となります。しかし、ここで重要なのは、セミリタイアの場合、この金額すべてを用意する必要はないということです。なぜなら、セミリタイア後も何らかの収入を得ることを前提としているからです。

では、30代独身の場合の具体的な試算例を見てみましょう。

<毎月の基本的な支出例>

  • 家賃:8万円
  • 食費:3万円
  • 光熱費:1万円
  • 通信費:1万円
  • 保険料:1万円
  • 交通費:1万円
  • 交際費:1万円
  • その他:2万円

合計:18万円/月(年間216万円)

この場合、4%ルールに当てはめると: 216万円 × 25 = 5,400万円

ただし、セミリタイア後も月10万円の収入がある場合: 必要な生活費の補填額は月8万円(年間96万円)となり、 96万円 × 25 = 2,400万円が実際の必要資金となります。

セミリタイア実現への5ステップ

では、具体的にどのように行動していけばよいのでしょうか。ここでは、
私が実際に実践した5つの具体的なステップをお伝えします。

Step1: 現状の収支を把握する

まずは、現在の財務状況を正確に把握することから始めます。

確認すべきポイント

  • 手取り収入(月額・年額)
  • 固定費の総額
  • 変動費の平均額
  • 現在の貯蓄額
  • 投資している金額
  • 負債(ローン)の有無
もがみ
もがみ

私の場合は家計簿アプリを使い、以下のように収支を管理していました!

  • 手取り収入:25万円/月
  • 固定費:8万円/月
  • 変動費:7万円/月
  • 貯蓄可能額:10万円/月

Step2: 具体的な目標金額と期間を設定

次に、具体的な数値目標を設定します。ここで重要なのは、「達成可能(現実的)な目標」を立てることです。

具体例(5年後の目標)

目標資産:2000万円

  • 現在資産:1000万円
  • 投資金額:12万円(積立投資/月)
  • 期待リターン:年率4%
もがみ
もがみ

目標の設定には、「いつまでに」「いくら」「どうやって」(上記例の場合は「5年後までに、2000万円を、月12万円の積立投資で(年利4%)」)という3要素を必ず含めるようにしましょう。

Step3: 資産形成の方法を選択

形成する資産の具体的な内訳を決めます。以下は、私が実践した資産形成の内訳です。

資産形成の配分例

  • 投資信託(インデックスファンド):50%
  • 個別株式:30%
  • 預貯金(緊急資金):20%
もがみ
もがみ

投資については、投資信託による長期・分散投資を軸として、決して無理なリスクは取らないようにしました。

Step4: 支出の最適化計画を立てる

次は、支出を見直し、貯蓄率を向上させる計画を立てます。

支出削減策の具体例

  • 家賃を抑える(郊外に引っ越し)
  • 食費を自炊中心に
  • 通信費を格安スマホに切り替え
  • 不要なサブスクリプション(定額サービス)の解約
もがみ
もがみ

塵も積もれば、ですね!

Step5: 追加収入源の確保

副業など、複数の収入源を確保します。

引用元:副業の種類のマップ

もがみ
もがみ

本業に支障が出ない範囲で副業を始め、徐々に収入を増やしていく方法が効果的でした。

資産形成の具体的な方法

セミリタイアを目指す人
セミリタイアを目指す人

「投資って難しそう……」
「失敗して資産が減りそうで怖い」

上記のような不安を抱えている方もいるかと思います。
ここでは、私が5年間で1000万円の資産形成に成功した具体的な方法を、初心者でも実践できるように解説します。

初期資金の確保方法

まずは投資の元手となる資金を確保する必要があります。
私の場合、以下の方法で半年で100万円の初期資金を用意しました。

初期資金の内訳

  • 家計の見直しによる節約:30万円(5万円/月)
  • ボーナス:60万円
  • 不要品の売却:10万円
もがみ
もがみ

ポイントは、急に「100万円貯める!」ではなく、「節約で30万、ボーナスで60万」というように大きな目標を小さな目標に落とし込むことです。

また、初期資金を確保した後は以下の3つの投資方法をおすすめします。

投資方法

1.NISA(積み立て投資枠)

  • 投資配分:毎月5万円
  • 商品:全世界株式インデックス
  • メリット:少額から始められる、分散投資効果が期待できる

2.NISA(成長投資枠)

  • 投資配分:年間20万円
  • 対象:高配当の優良企業
  • 投資方針:配当金重視、長期保有

iDeCo(個人型確定拠出年金)

  • 投資配分:毎月1万円
  • 商品:株式70%、債券30%
  • メリット:税制優遇あり
もがみ
もがみ

投資先の地域(日本・米国・先進国・新興国)や保有する資産の種類(株式・債権・現金)など分散を意識しましょう!

さいごに

今の生活を変えたい……!!」

その思いを持ったあなたは、すでに一歩を踏み出しています。セミリタイアは決して夢物語ではありません。私自身、30歳で1000万円の資産形成に成功し、着実にセミリタイアへ向けて歩みを進めています。

焦る必要はありません。一歩一歩、着実に進んでいけば、必ず目標は達成できます!
一緒にセミリタイアという新しい生き方にチャレンジしていきましょう!

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